収入を増やすために最初に取り組むべき基本ポイント
収入を増やそうと考えたとき、多くの人がいきなり副業や転職を考えがちですが、実は最初にすべきことは違います。まずは自分の今の状態をしっかり見つめることが大切なんです。
手元にお金が残らない理由は人によって異なりますし、それがわからなければ効果的な対策を立てられません。
収入と支出のバランスを把握する
最初のステップは、毎月どれだけ入ってきて、どれだけ出ていくのかを正確につかむことです。給与明細を見れば額面の金額がわかりますが、実際に使える金額は税金や社会保険料を引いた手取りになります。この手取り額が生活の基準になるので、必ず確認しておきましょう。
一方で支出は意外と把握できていないもの。家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカードと連携して自動で記録できるので便利です。
優先して取り組むべき方向を決める
収支が見えたら、「収入を増やす」と「支出を減らす」のどちらから手をつけるか判断します。
すでにかなり節約している人が、さらに切り詰めようとしても疲れるだけかもしれません。そういう場合は収入アップを目指すほうが現実的でしょう。
逆に、無駄遣いが目立つなら支出の見直しが効果的。自分の状況に合わせて選ぶことが成功の鍵になります。
| 状況 | 優先すべき対策 | 理由 |
|---|---|---|
| すでに節約している | 収入を増やす | これ以上の節約は負担が大きい |
| 支出が多い | 支出を減らす | 無駄を省くことですぐに効果が出る |
| どちらも中途半端 | 両方を並行 | バランスよく取り組める |
こうした分析をせずに闇雲に動いても、効果は薄いものです。自分がどこにいるかを知ることで、限られた時間やエネルギーを最も効果的な場所に注げるようになります。
本業での収入アップを考える基本
収入を増やす方法として最初に検討したいのが、今の職場での昇給や昇進です。環境を大きく変えずに収入を上げられるなら、リスクも少なく安定性も保てます。
ただし、そのためには具体的な行動が必要になってきます。
資格取得で手当を増やす
会社に資格手当の制度があるなら、それを活用しない手はありません。
対象となる資格を取得すれば、毎月確実に収入が増えます。勤務先が推奨している資格であれば、業務にも役立ちますし、将来の昇進につながる可能性もあるでしょう。
時間はかかりますが、一度取得すれば長期的に恩恵を受けられるので、コストパフォーマンスは高いと言えます。
成果を上げて昇進を目指す
役職が上がれば基本給アップに加えて役職手当もつきます。昇進するには実績を積み重ねることが基本ですが、上司や同僚からの評価も重要です。職場で順調に昇進している人をロールモデルにして、その人の働き方や姿勢を参考にするのも良い方法でしょう。
日々の業務を着実にこなしながら、周囲との関係性も大切にすることが昇進への近道になります。
- 現在の職場で資格手当の対象となる資格を調べる
- 業務に直結するスキルを習得して実績を作る
- 上司や人事部門との良好な関係を築く
- 昇進した同僚の行動パターンを観察して学ぶ
本業での収入アップは時間がかかるものの、安定性が高く生活設計も立てやすいのが魅力です。焦らずコツコツと取り組む姿勢が大切になります。
支出を減らして手元に残す工夫
収入を増やすのには時間がかかりますが、支出を減らすのは今日からでも始められます。無理のない範囲で継続できる方法を選ぶことが、長く効果を得るポイントです。
痛みの少ない項目から見直す
いきなり生活を大きく変えるのは続きません。外食費が多いなら、すべて自炊に切り替えるのではなく、月に2回減らすところから始めてみましょう。
コンビニでの買い物が習慣になっている人は、スーパーを利用する回数を増やすだけでも節約になります。また、利用頻度が落ちたスポーツジムの会員を解約したり、義理で参加していた飲み会を断ったりするのも有効です。
固定費の見直しで継続的な効果を得る
毎月決まってかかる固定費は、一度見直せばその効果がずっと続きます。スマートフォンの料金プランを新しいものに変更したり、保険の契約内容を現在の生活状況に合わせて調整したりすることで、月々の負担を減らせます。
動画配信サービスなどのサブスクリプションも、使っていないものがあれば解約しましょう。手間はかかりますが、年間で見ると大きな金額になることが多いんです。
| 固定費の種類 | 見直しのポイント |
|---|---|
| 通信費 | 格安プランへの変更、不要なオプション解約 |
| 保険 | 年齢や家族構成に合った保障内容に調整 |
| サブスク | 使用頻度の低いサービスの解約 |
| 光熱費 | 電力・ガス会社の比較検討 |
ノーマネーデーを設定する
買い物に行くとつい余計なものを買ってしまう人には、「お金を使わない日」を作るのがおすすめです。
買い物に行かなければ、冷蔵庫にある食材を工夫して使い切る必要が出てきます。ゲーム感覚で挑戦すると、意外と楽しみながら節約できるものです。
週に1日でも設定すれば、月単位で見ると効果が実感できるでしょう。
節約で浮いた分を貯蓄に回すことで、将来への備えも同時に進められます。無理のない範囲で続けることが、結果的に大きな成果につながっていきます。
余裕資金での資産運用という選択肢
収入を増やし、支出を減らした結果、余裕資金ができたなら、資産運用を検討する段階に入ります。ただし、すぐに使う予定のあるお金や生活費を削ってまで投資に回すのは避けるべきです。
あくまで余裕資金で、時間をかけて育てる姿勢が大切になります。
NISAで税制優遇を活用する
NISA口座を使えば、投資で得た利益に税金がかかりません。通常は約20%の税金がかかるところ、それが非課税になるのは大きなメリットです。「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、コツコツ積み立てたい人は前者、まとまった金額で投資したい人は後者が向いています。両方を併用することもできるので、自分のスタイルに合わせて選びましょう。
iDeCoで老後資金を準備する
iDeCoは老後資金作りに特化した制度で、掛金が全額所得控除の対象になります。つまり、積み立てながら節税もできるわけです。
60歳まで引き出せないという制約はありますが、逆に言えば確実に老後資金を貯められるということ。若いうちから始めれば、時間を味方につけて大きく育てられる可能性があります。
- NISA~投資利益が非課税になる制度(生涯元本1,800万円まで)
- iDeCo~掛金が所得控除の対象で節税効果がある私的年金
- 個人向け国債~元本と最低金利が保証された安全性の高い商品
避けるべき投資の落とし穴
資産運用で絶対にやってはいけないことがあります。「必ず儲かる」という話には絶対に乗らないこと。金融商品取引法でそうした断定的な勧誘は禁止されていますし、リスクのない投資は存在しません。
また、短期間で大きく儲けようとするのもギャンブルと同じです。借金をして投資するのも論外でしょう。長期的な視点で、分散投資を心がけ、少額から積み立てていくのが基本になります。
余裕資金での運用であれば、多少の値動きがあっても慌てることなく続けられます。焦らず着実に、時間をかけて資産を育てる意識を持つことが成功への道です。